ブライトンロック 韓国馬事会杯(中山D1800)
ブライトンロック
父はストーミングホーム、母クイーンオブナプレス、母の父Singspielという血統。
ストーミングホームはミスプロ系、自身英国産ということもあり競走生活は芝を主戦場にする。現役時代にジャパンカップ参戦の為に来日したこともあるがその際は15着と大敗している。なおこの時のジャパンカップは中山芝2200mでの開催、勝ったのはその後同じく日本で供用されるファルブラヴだった。
生涯の競争成績は一流とは呼べるものではないが、それでも種牡馬として血を残せているのは、その強烈な血統構成ゆえか。
ブライトンロックの5代血統表上では、その父の持つミスプロ2×3、ナタルマ4×4のクロスに加え、ヘイロー、ノーザンダンサーなど多くのクロスが見られる。
現時点での代表産駒はマコトブリジャール(福島牝馬S他)、サドンストーム(シルクロードS2着)とティーハーフ(函館SS)の兄弟。いずれも芝の重賞戦線で活躍した馬たち。
ダートでは今回のブライトンロックの準OP勝ちが最高の成績で、1000万条件では現役馬でもオニノシタブルやスノードルフィンなどがいる。
母のクイーンオブナプレスは産駒にこれまでこれといった成績はなく、このブライトンロックが唯一の成功馬といいていいほど。
Alzao牝馬にサドラーズウェルズ系Singspielの配合は欧州感満載でダート馬を作ろうとした配合ではないのは明らか。
ただ結果的にはダート転向後は掲示板を外したのは1度のみという安定感でOPまで勝ち上がってきた。
ちなみに上にあげた同じストーミングホーム産駒のオニノシタブルやスノードルフィンは母父がストームバード系でダートも走りそうな色がついている。
調べてみると母父Singspielでは同じダーレー馬のフリートストリートはG3エルムSを勝っているし、欧州的なミスプロ系(マキャベリアンやドバイミレニアムの系統)の産駒がちょいちょいでている。
もちろん芝馬の方が多いのは多いが種牡馬次第ではという感じは覚えておいたほうがよさそう。